ウィッグには梱包による癖やうねり、使っているうちに発生する癖やうねりがあります。特に人毛ウィッグは元々人の毛を使っているため癖やうねりが発生しやすくなっています。
癖やうねりが出てしまうとウィッグ本来のスタイルを楽しむことができません。しかしケアをしてあげることで戻すことができますし、事前に癖やうねりを抑えることも可能です。
まず耐熱ウィッグなら、ヘアアイロンやドライヤーを使うことで改善することができます。ただしいくら耐熱ウィッグとは言っても耐えられる熱の上限がありますので、その上限は必ず守りましょう。ウィッグによって様々ですが、大体160度〜180度まの耐熱になっていることが多いです。
そして癖やうねりが出てしまっている所に霧吹きで水を軽くかけ、毛を伸ばしながらヘアアイロンやドライヤーを当てていきましょう。地毛と同じようにずっと当てっぱなしでいると毛が痛んでしまいますので、少しずつ繰り返し当てていくことが大切です。
非耐熱ウィッグの場合はヘアアイロンやドライヤーは使えませんが、服に使うアイロンを使い低温で伸ばしてあげることが可能です。直接アイロンを当てるのではなく、ウィッグの上にタオルを置いて、そのタオルの上からアイロンをかけましょう。
そもそも癖やうねりを防ぎたいという場合は、着用後のお手入れが大切です。
完全に防ぐということはできませんが、使用後に丁寧にブラッシングをしてあげる、シャンプーケアをしたらしっかり乾かすというようなことを心がけるだけで対策になります。